私の担当エリアは神奈川と群馬です。
先日、午後の数時間が空きになったんです。
急遽思いついて1時間走ってしまいました。
何を思いついたかと云いますと…
イブキスズメといいまして、聞いたり調べたりすると、以下のような情報が得られました。
幼虫はヤナギランやカワラマツバをホストにし、ベニヒカゲがいるような高原等で見つかるらしい。
そして、幼虫は比較的容易に見つかるのに、成虫はなかなか見つからないらしい。
生息地でナイターをやっても採れない蛾なのだろうか?
それとも自然公園とか何かと規制の五月蝿い地域が多そうなので、ナイターそのものの実施が難しいのか?
まぁ、幼虫がいるかどうか不明でしたが思いついた場所へ行ってみました。
スキー場を横切る林道でヤナギランを見かけました。
かなり派手に喰われている株もあり、根元には原型と留めた糞も見つかります。
しかし主が見つかりません。
標高を上げたら、こことはステージがずれているかもしれないと思い早速移動します。
眺望の良い場所に車を停め、再度探索です。
「・・・・・!」
「いたぁ~!!」
これがその幼虫です。

メッチャ派手で目立ちます。
大きさから判断するに終齢と思われますが、他のスズメガの幼虫よりも頭部が小さいのが気になりました。
これから終齢になる幼虫であれば、エサの調達が困難になるからです。
しかし、大きさ・時期・産地のホストの状況から判断して終齢幼虫であろうと決め付けてしまいました。

持ち帰った幼虫は5ツです。
無事に成虫になってくれると良いのだけれど…
※ベニヒカゲは1♀でしたが観察・撮影できました。